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もう一花(ひとはな)
2006 / 04 / 30 ( Sun ) 22:48:18
昨年12月にお歳暮としていただいたシクラメン。 浦和レッズのユニフォームと同じ色で、狭い室内に置くにはいささかキツイ赤でした。 4月になり、株全体がどんよりというかげんなりというか、なんとなく締りのない様子になったので、鉢を家の外に出してみました。 外の空気と直射日光で目が覚めたのか、株はみるみるシャッキリとしてきて、5日ばかりで見違えるように元気になりました。 これまでよりさらに赤い花が次々と咲き、鉢全体が炎(ほむら)立つよう。 捨てられてなるか、という意地の「もう一花」だったのかもしれません。 家の中ではうっとうしいくらいに濃い赤でしたが、今は軒下のコンクリートの上で、思う存分赤く咲いています。 「所を得る」って大事なことだと思いました。
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4月30日映画鑑賞 ~小さき勇者たち~
2006 / 04 / 30 ( Sun ) 22:16:06
息子を拝み倒して、息子が見たくない映画を見に行きました。 それは「ガメラ」。本当のタイトルは「小さき勇者たち」。 以前家族で「子ぎつねヘレン」という映画を見にいったとき予告編が流されていて、ヘレン本編よりガメラの予告で泣いた私は、そのときから見ることに決めていました。一人ででもこれは見ようと。 それが最近、夫もこの映画の評判を聞いて興味を持ち出したので、一人ではなく家族で見ることになりました。 私は夫婦で見たって全然かまわなかったけれど、夫が勇気のない人で、 「この映画を大人だけで見るのは恥ずかしいから、ぜひ岳志に一緒に行ってもらおう」 というんです。 息子は 「ぼくはガメラは嫌なんだ。泣いちゃう映画は見たくないんだよ」 と一旦拒否しましたが、父親の説得 「ガメラを見るならキャラメルポップコーンつきだぞ」 に大いに心揺らぎ、母の助言 「映画館は暗いから泣いたってわからないよ」 でついに 「じゃあ、見る・・・」 に方針を変えました。 父は息子を買収?し、母は映画館の向かいの店でタオルハンカチを購入して向かった上映室。 果たしてタオルハンカチは涙と水洟を迎え撃つのにちょうどよく、途中でポップコーンの存在を忘れていた息子は会場を出るなり 「おかあちゃん今日の映画何点? ぼくは99点!!」 と大声で言っていました。 そりゃ細かいところに文句をつければキリがないけど、ガメラはかわいかった。小さいときも大きくなってもかわいかった。そして健気でした。 全篇、母を亡くした子どもと、ペットの亀の交流の物語。互いを思いあうからこその別れのシーンに、涙、涙。 さらなる続編は5年後? 10年後? 早く作って欲しいところです。もう一度子どもと見られるように。

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4月29日埼玉スタジアム
2006 / 04 / 30 ( Sun ) 21:33:01
緑の日にも赤いダイヤを見に行きぬ  頼りになるのはワシントン  浦和にいるのはワシントン  誰より長身さながら軍神  総身に知恵ある大男  頼りになるのはワシントン  リンカーンにはあらざりて  何が何でもワシントン!! てふ試合なりき

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取られる
2006 / 04 / 29 ( Sat ) 06:50:32
羊山公園に行ってきました。 全国紙の1面を飾る「秩父の芝桜」写真の場所です。 行く度に、ここに芝桜を植えようと思いついた人はえらいなあと思います。平らな場所ではなく、緩やかな斜面だからこそこの画になるのです。 濃く薄く芝の桜が丘覆う ところでこの羊山公園、入場料は無料ですが、芝桜の畑の入り口に箱を持った人が立っていて、 「来年もきれいな花を咲かせるために賛助金をお願いします」 と入場者に声をかけています。 決して強制ではなく、10月1日に駅前の赤い羽根募金の箱の前を素通りできる人なら素通りできます。 賛助額は自由です。私の後から歩いてきた熟年女性のグループは 「4人だけど百円でいい?」 と箱を持った人に聞いてから百円入れていました。 (私だったら黙って入れるな・・・) お金を入れた人には(それが百円でも1万円札でも)、芝桜のポストカード2枚入りを記念にくれます。私は絵葉書が大好きだからうれしいけど、そんなのくれてたら賛助額が目減りしちゃう?と心配になるほど良心的です。 それなのに 「あ、やっぱり入場料取られるんだ」 という人がいます。 強制じゃないし金額も自由なのに。それに何より、こんなふうに手入れの行き届いた花畑を見せてもらうのに、どうして入場料(ほんとは賛助金)を『取られる』って言うのだろう? ここが自然の野山で、まったく手も心もかけてないなら、『取られる』という感覚もわからないではないけれど。また、設備や手入れの跡がほとんどないのに高額の入場料設定なら、『取られる』気がするかもしれないけれど。 花を見に来る人が、お金を「取られる」というとき、この人は花を摘むだけで育てることをしない人なんだなと思います。

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穂村弘「短歌はじめました。」
2006 / 04 / 28 ( Fri ) 07:12:08
今回も、穂村弘さんの著作です。共著ですが 短歌はじめました。 百万人の短歌入門を読みました。 これはまた、また、別人28号になった穂村弘という感じです。 エッセイでの、自信のなさそうなどうせぼくなんか風情はどこへやら。ビッシバッシと素人短歌の無為を突き、かつ素人短歌にあふれる体感と実感に感嘆しつつ、歌人の手の内をさらしてくれます。 いつのまにこんな、肯定的前向き建設的な人になったんだろう? とまれ、この本を読んだからには歌を作ってみむ。 図書館の本から出てきたレシートは高速料金湾岸習志野 (歌というより日記ですね)

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世界音痴
2006 / 04 / 26 ( Wed ) 21:43:56
あちこちの書評ブログで話題の世界音痴。 同じく穂村弘氏の著した本当はちがうんだ日記現実入門が非常に面白かったので、期待と共に扉頁を開きました。 結果、「おいおい穂村君」でした。 本当にこの著者のエッセイは、「おいおい」と声をかけたくなるものばかり。 「おいおい大丈夫か」 「おいおい止めなさいよ」 のどちらかになることが多いけど。 なんか放っておけない感じなんです。 あきれた野郎だ、と思うときもあるんだけど、そんなときも結局「おいおいしっかりしろよ」と思ってしまいます。 きっと、私のなかにも小さな穂村弘がいるんだね。響きあうシンパシーが「おいおい」という感情を引き出すのだと思うな。 誰の心にも、穂村弘は棲んでいて、それが親指大のときもあるし芥子粒大のときもあるけれど、まったく見に覚えのない人はいないんじゃないかという気がしてきます。希少価値と普遍性の両方を備えた不思議な人、穂村弘です。

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路傍の芽
2006 / 04 / 25 ( Tue ) 06:59:29
週末はホームページを工事していました。 過去の記事を見ていると、ほんの数年前の日常なのに、もう忘れていることが多くて。特に息子の小学校デビューのドタバタ、異文化ショックがたくさんあったはずなのに、忘れてる・・・。 人は一過性の変化の方が記憶しやすいものらしいです。

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親心?
2006 / 04 / 21 ( Fri ) 23:21:56
息子はキャッチボールが上手くなりましたが、メジャーの夢にはまだまだです。 (目指しているのはイチローでも松井でもない「シゲノゴロー」です。NHKのアニメ『メジャー』の主人公) しかし子が親を凌ぐという事態は焦眉であり、私のプライドは悲鳴を上げています。まだ、今はまだ息子に負けたくないんだってば。 私はメジャーと巻尺の違いもわからないままに、したり顔で息子にアドバイスをします。 息子のモーションの途中で 「あ、いま変な顔した。口がこんなんなってたよ」。 と叫ぶのです。 顔(表情)が投球結果を左右するかのように重大そうに。もちろんできる限り変な顔を実演してみせます。 するとその後の1球は(顔を気にするので)確実に球威が落ちますね。ふふふふ。 獅子は千尋の谷に子を落とすというけど、私は人間なのでそんなことはいたしません。 プロ野球の選手は人気商売ですから、顔を実力以下に見せないよう指導するまで。ただそれだけ。

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親心
2006 / 04 / 20 ( Thu ) 00:51:33
息子とキャッチボールをしていると、最近とみにコントロールがよくなり、ボールが重くなったのを感じます。 腕だけで投げていたものが、渾身の力で投げられるようになった・・・のか。 もう「軽く相手をしてやろう」というわけにはいかず、相手にするに不足ないどころか、持久力でこっちが負けます。 総合力で「いい勝負」というところでしょう。 そのうち、息子が手加減してくれるようになるのかしら? 手加減無用の友だちと遊ぶのが忙しくて母親なんぞ相手にしなくなるかしら? あああ。あと三年、いっしょに遊びたい。 問題は向上するばかりの子の体力に対して、少しずつ磨り減っていく親の体力・・・。

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障害の軽さ「レッサーパンダ帽男Yの話」
2006 / 04 / 16 ( Sun ) 00:37:03
だれか、ふつうを教えてくれ!に、障害の軽さはイコール生きる困難の軽さではないと書いてあったけれど、レッサーパンダ帽男Yの話を読んで、その通りだと思いました。 Yは母親と死別した後、知的ハンディのある父親と、弟妹と暮していました。Yは高等養護学校を出ており、障害者手帳も持っていたけれど、成年前に手帳は捨ててしまったそうです。 その手帳があれば20才になると障害者年金が受け取れるということを知らず(理解できず?)に。 自閉症と回りも本人も気づかぬまま、職を転々とし、家出を繰り返すだけの能力があったため、裁判では 「就業経験があり、公共交通機関を利用できる能力があるから」と自閉性の障害特性の発露は一顧だにされませんでした。
これまで福祉がその対象としてきた人びとは、しっかりとした家族があるか、一定程度の経済力を有するか、「支援に値する」人であるか、そのいずれかであった。(自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の「罪と罰」より)
福祉の手から零れ落ちる「軽い」知的障害者や、それとわかりづらい「軽度の」自閉症の人たちが、年金も生活保護も知らず、孤立し、食い詰め、犯罪に手を染めることがいかに多いか。 盗んで食うしか食う方法のない人は、出所してもまた盗むしかない。盗みを咎められれば逃げ、追われてパニックになれば人を傷つけもする。 これからの福祉に、この悪循環を断ってもらいたいと切に思います。

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障害と責任「自閉症裁判」
2006 / 04 / 15 ( Sat ) 22:41:53
自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の「罪と罰」を読み終わったところです。 レッサーパンダ帽の男「Y」は、障害が軽微であったため自閉症の診断を受けず(受けられず)、自閉症に必要な援助も教育も受けられず、放浪の末、Mさんを殺してしまいました。 たまたま通りかかっただけの、多くの人に深く愛されていた女性、あたら19歳のMさんを。 明石徹之さんのことを思い出さずにいられませんでした。子ども時代に自閉症の診断を受け、愛情深い両親のもとで適切な援助と教育受けた徹之さんは、現在市の職員(公務員)として身を立てています。(参照「お仕事がんばります」) Yに明石洋子さん(徹之さんの母親)のような人がついていたら、Yは殺人を犯さずに済んだのではないか。YがYの障害特性に即した訓練を受けていたら、Mさんはご家族と共に幸せな暮しを続けられたのではないかと思います。 無論 「Yは不幸な星の下に生まれたから何をしても仕方がない」 というのではありません。 明石徹之さんは周囲の理解と協力によってのみ現在にいたったわけではなく、徹之さん自身の人格、誠意と努力によって現職を得、その職責を果たしています。 勿論、YにはYの、責任があります。 著者は書いています。
障害ゆえに刑の軽減を、情状酌量を、と聞こえてしまうかもしれないが、けっしてそうではない。人としての「罪と罰」を求めればこそ、傷害への理解が不可欠となるのであり、それなくして責任も贖罪も十全たるものとはならないのではないか。ほんとうの意味での再犯の防止とはならないのではないか。それが私の述べたいことのすべてなのである。
再犯防止の努力を怠ることは、Mさんの霊と遺族の悲しみを冒涜することだと思います。 裁判所は、その冒涜をしたと、私は、思います。

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騙されたと思って
2006 / 04 / 14 ( Fri ) 22:33:07
慣用句だから間違いじゃないのだけれど、この台詞に出会う度に鼻白む。曰く 「騙されたと思って~してくれ」 騙されると思ったら騙されないようにするし、 騙されていると思ったらこれからはいうことを聞くまいと思うし、 騙されたと思ったら、金輪際いうことを聞くまいと思わないかな。 騙されたことを忘れたらまた騙されるかも知れないけれど、騙されたことを覚えているうちにもう一度騙されるなんて、私は嫌だと思います。

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芸術性は問わないで
2006 / 04 / 14 ( Fri ) 22:19:40
卯月なのに皐月咲き出すこの陽気 春宵に花か乳児の匂いする 信号の青滲み出す春の闇 やはらかき夜にかこまれ月おぼろ

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県立図書館のレファレンス
2006 / 04 / 14 ( Fri ) 01:11:38
類語辞典や宛字外来語辞典などを引き続けるもなかなか「バドミントン」の別名がわからず、県立図書館にメールでレファレンスを依頼しました。 依頼した晩の翌日にもう返事が来ました。
唯一、「スポーツ大事典 大修館書店 1987 <久喜:R780.3-ス>」 のバトミントンの項目(p994)に、以下のような記述がありました。 の各国語訳が別の呼び方をしている。 たとえば、中国語の<羽毛球>、日本語の<羽球>、インドネシア下語の<ブルータンキス>などがそれである。 この情報から、<羽球>についてインターネットで調査してみたところ、バトミントン関係の多くのページがヒットしましたので、 関係者の間では一般的な用語なのかもしれません。 特に、バトミントン部を「羽球部」としているページが目立ちました。 読み方については、下記のようなページで、 いずれも「ウキュウ」という読みをあてています。 <参考> ・http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Circuit/7631/chieben/explain/ex86_90.htm ・http://d.hatena.ne.jp/sugio/19900103 ただし、いずれも情報源を明示しておりませんので、情報の真偽はご自身でご判断いただくようお願いいたします。 また、<羽球>は、外来語に対する当て字のようですので、当て字に関係する書籍、戦時用語に関する書籍も調査いたしましたが、残念ながら、当館にある資料では該当する記述はみつかりませんでした。 とり急ぎ、上記をもって回答とさせていただきます。 もし、上記の内容を何らかの資料で確定する必要がございましたら、もう少しお時間をいただいて再調査いたしますので、お気軽にご連絡をお願いいたします。
おおおおお、さすが図書館の図書館。(市町村立図書館の後ろ盾として県立図書館をこう呼びます) 私は数種のスポーツ辞典を引いてそれで投げてしまったのが失敗でした。スポーツ事典に行かなきゃいけませんでした。(スポーツ大事典なら所蔵していたんです。悔しいっっ) 反省です。 しかし、これが自分のための調査でほんとによかった。自分の館の利用者に、「バドミントンの別名はないようです」なんて答えてしまったかもしれないと思うとゾーっとします。 あああ、精進精進。

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なぞの物体
2006 / 04 / 13 ( Thu ) 06:25:21
息子が実家からぬいぐるみのようなスリッパをもらってきた。私の母が言うところの「押しもらい」である。 「履いて寝てはいけない」というと枕元において寝る。 (親が)油断すると抱いて寝ている。 息子はふかふかふわふわした肌触りのものが大好きなのだ。 ところでこのぬいぐるみ様スリッパ、形態はあらいぐまかたぬきを模しているらしく、かかとが乗る部分からは尻尾がぶら下がっている。 そこで息子がスリッパにつけた名前は「ふわふわアザラシ」。 “スリッパもアザラシもいつも地面に寝そべっているから”だそうだけれど・・・ 「ぼくのふわふわアザラシ知らない?」 といわれて(寝相が悪いので枕元にあるはずのものが見えなくなっていることが多い) 「ここにあるよ」 とタヌキを差し出す珍妙さ。 朝からちょっと夢模様。

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だれか、ふつうを教えてくれ!
2006 / 04 / 12 ( Wed ) 21:42:05
だれか、ふつうを教えてくれ!は、目からうろこが何枚もはがれる本です。ちょっと想像力を働かせればわかったであろうことも想像力の使い方がわからないとだめですね! 体が丈夫な盲人にわざわざ座席を譲る必要はないが、空いている席が見えずに立っている盲人には「席が空いていますよ」と教えてほしい・・・っていわれて見ればなんて当たり前のことでしょう。 点字で行き先を示してある券売機を使えるのは点字が読める人だけ。もうちょっと字の色と大きさを変えてくれれば弱視者も使えるのに・・・ってごもっとも。 「お手伝いすることはありませんか」 「困っていることはありませんか」 「何かお探しですか」 困っていそうな人(障害のあるなしを問わず)にこんな言葉かけができるようになったら、私は本当の社会人。

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自家レファレンス2
2006 / 04 / 11 ( Tue ) 22:13:20
今日は猛烈に忙しく、昼休みも自分の調べ物ができませんでした。 帰りに寄った駅前図書館(分館)では狙っていた古語類語辞典―現代語から古語が引けるはおろか、一冊も類語辞典がなくて唖然。 駅前分館の担う役割は常設のBM(ブックモービル)のようなもので、調べ物はお門違いということ? 今まで「年齢」を書かせられるのが嫌で利用したことのない、県立図書館のレファレンスサービスを利用してみようか・・・とつらつら思う帰り道。

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自家レファレンス
2006 / 04 / 11 ( Tue ) 00:02:59
バドミントンを歌に詠み込みたいと思ったけれど字数が多くて果たせず、本当は中学以来やっていないテニスをしたことにしてしまいましたぁ。ということが先日あり、今日はテニスを庭球といい、サッカーを蹴球というような、バドミントンの言い換え語を探してみました。 使ったのは以下の資料。 1.広辞苑 2.日本国語大辞典 3.スポーツ事典数種 2.で駄目だったときは暗雲が垂れ込めるのを感じました。3.は数種類引いて、日本にバドミントンが入ってきた時期を「大正」とする事典と「昭和初期」とする事典があるのがわかりました。どっちにしてもこれで 4.明治の言葉辞典 への期待はできなくなりました。あとは 5.日本歌語事典 を引きたいけれど、自館には未所蔵・・・・。 今日はいったんここで終わりにしました。明日は類語辞典で「バドミントン」を引いてみましょう。

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今日から新学期
2006 / 04 / 10 ( Mon ) 20:54:19
ほぐれつつ歓声上げる柿若葉 極小の風呂敷ほどく花水木 ご入学おめでとうとて花舞へり

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限界への挑戦
2006 / 04 / 09 ( Sun ) 05:58:33
わが図書館では、選書担当者が「これ」と思う本をリストアップし、「購入希望図書」として上司に提出。書類に5人ばかりのはんこが揃ってからやっと発注の運びになります。 リストアップから発注までに平均2週間。 発注から納品は一週間から十日(新刊の場合)。 納品されたら、検品・受入(蔵書印を押すなど)・整理(目録・分類データ作成)・装備(分類ラベルをつけるなど)の行程をへて、めでたく配架。 整理の行程にかかる時間はさまざまで、ありふれたベストセラー1冊だけなら1日でできるけれど、江戸期写本なんてのが来ると半年かかったりします。(幸いにして私は江戸期刊本にしか関わったことがない) というわけで、図書館に新刊発売日にその本を探しに行っても絶対無理!! できるのはリクエスト(または予約)手続きだけでしょう。 しかし、館種の変更や予算の拡大は私が努力してもできないけれど、他の職員の全面協力を得て、一度だけ発売日の図書配架という限界への挑戦に成功したことがあります。 図書の発行日が決まったところで購入伺書提出。発行1ヶ月前に書類のはんこを揃え、発注係に耳打ち。 彼女は経験とカンのすべてを賭けて予約発注。 紀伊国屋、丸善、三省堂といった大書店の営業所と、店舗を持つ町の○田書店、本屋じゃないけど本も扱う生協、その中から品薄の大人気本を一冊だけ発売日の午前中配達してくれるところを選択するのはなかなかのワザ。他の本と抱き合わせ発注するとか、日ごろの発注量・付き合いの深さにものを言わせて頼み込むとか、人の心の機微を読みきって始めて成立するワザなのです。 うまく本が届いたら、受入、目録の係が万事に優先してこの一冊に取り組む。この本に取り組んでいないメンバーはカウンター業務、電話対応などで受入・目録係を煩わせないよう協力。 総員の協力で成り立つ発売日の新刊配架。 滅多にできることではないし、今後もないと思うのでこの記録は内緒。 (ここに書いちゃったけど) 話題作を早く読みたい人は本屋さんに行くのが真っ当な道です。お急ぎの方は本屋さんに予約してください。

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図書館の限界
2006 / 04 / 09 ( Sun ) 05:27:30
図書館には予算と館種の限界があります。 私の勤め先では、芸能・スポーツ・サブカルチャー本はまず入りません。そしてこんな本も。 過日職場の昼休みに、私が読んだこの本明仁さん、美智子さん、皇族やめませんかの話をすると、話をしていたその席から、二人の職員がそれぞれの地元公共図書館に予約を入れていました。 一図書館の限界を実感する一コマでした。

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庭球
2006 / 04 / 08 ( Sat ) 19:35:11
静心なく散り来たる花びらをラケットに受け日がな球打つ

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喩えるなら
2006 / 04 / 08 ( Sat ) 10:09:06
大谷神社に杜の奥に、李の大木。 真っ白い花に微かに添える緑の若葉。僅かに緑がかった白い花の塊が大木を覆って、これはまるで明石の御君。 傍らに咲き誇る染井吉野。出口のない恋に賭けた朧月夜の君のように、散るために咲く。 神殿の偏には山桜。喜び悲しみこき混ぜて、栄華の中に痛みを持ち続けた紫の君。 しかし、こんな女君たちを翻弄した、光の君を何に喩えよう。 芸も意匠もないけれど、この陽光が光る君だという他はないか。 あまりにもあざらかな、爛漫の春。

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寝る子は育つ
2006 / 04 / 07 ( Fri ) 23:36:18
枕辺に軟球二つ転がして眠れる吾子は青春未満

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とてもほろ苦い?
2006 / 04 / 07 ( Fri ) 23:31:59
わが市広報第一面のキャプションです。
「卒業」 とてもほろ苦く、つらい別れ。 でも、新たな世界へのはばたきが、そこにあります。
「とても苦い」のか 「ほろ苦い」のか いったいどっちなんだ? 何人の役人の校正をくぐってきた一文であるかを思うと、税金を払っている身としてクラクラします。もう「微かに大笑い」ですわ。

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尊いって?
2006 / 04 / 07 ( Fri ) 06:44:19
語られなかった皇族たちの真実―若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」という本を読みました。 読めば読むほど皇室の価値は「長く続いてきたという」希少価値にあると読めてきます。
では、なぜ天皇は尊いのか。・・・2行略・・・東京大学に入ろうと思ったら、試験をパスすればよい。総理大臣になろうと思ったら選挙で当選し、首班指名を受ければよい。しかし、いかに才能があろうとも、人気があろうとも、聖人君子であろうとも、皇統に属する男系の子孫でない限り決して天皇になることはできない。だから天皇は尊いのだ。
というくだりを読んだときは自分の目を疑いました。これって「才能がなくても、人気がなくても、聖人君子でなくても、(他になんにもいいことがなくても)父系の先祖に天皇を持つ男なら天皇になりえた」と読めます。なんだか、全然尊さを語る文脈になっていないような気がするんだけど? この本では尊さは珍しさと同義にしか感じられない・・・

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こぞのはな
2006 / 04 / 04 ( Tue ) 22:23:03
売地てふ看板の上に去年の花

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ミドリノオバサン
2006 / 04 / 04 ( Tue ) 22:18:05
ミドリノオバサンは園芸の話。 この本を読んでいて、やっとわかったことがあります。彼女が子育てや恋愛(婚内or婚外)について書いているときは、わかりませんでした。 が、今回は彼女のほかにはほとんど登場人物がおらず(植物ばかり)、人間関係に惑わされずに読むことができました。 良いおっぱい悪いおっぱいの昔から、この人の書くものをどんどんどんどん追いかけてきたのは、ありのままの自己肯定が心地よかったからだったんだと思います。 無反省でも傍若無人というのでもなく、失敗は失敗と認め、得たものと共に受け入れ、人のせいにはせず、自分の感じるところを信じてまた始める。その感じ。 園芸なら、手塩にかけた鉢物を枯らしても枯らしても、愛することを止めず、手をかけ目をかけ、時には忘れ果て、思い通りの成果を得ることも思いがけない成果を得ることもある。そのどちらの成果も受け入れて、また植物の世話をする。世話することを楽しみながら。という感じ。 ミドリノオバサンを読むと「おばさんもいいものだ」と思います。

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お子様を取り出す?
2006 / 04 / 04 ( Tue ) 06:31:57
いつも行く図書館のお手洗いにベビーキープ(保護者が用を足している間2歳未満の子を座らせておく椅子。個室内設置)があります。 そのベビーキープの使用上の注意がいつも目につき、違和感を覚えます。 曰く 「お子様を取り出すときはベルトをはずし・・・云々」 お子様は取り出すもの? 人格のあるものは取り出さないでしょう。 お子なんて言ってもだまされない。この注意書きを書いた人は、2歳未満の子どもを人と認めていないのです。

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春スキーの結末
2006 / 04 / 03 ( Mon ) 23:21:10
3月26日から二泊三日で上越国際スキー場に行ってきました。 この時期スキー場にはおっそろしい量の杉花粉が飛散しているらしく、空前の(絶後であって欲しい)アレルギー症状で、スキーを楽しむどころではありませでした。 夫と息子はスキーを楽しんだようですが、彼らは日焼け止めを塗らなかったので、こんがりを通り越したすごい日焼け。帰ってきてから顔の皮が剥けてました。 春スキーに忘れてならないのは、チェーン・日焼け止め・厳重杉花粉対策。あったかいからって滑り止めを忘れてはならず、雪がいかに多くあっても、雪山は雪を頂いたまま春になるのを忘れてはいけません・・・。

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