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南仏プロヴァンスの25年 あのころと今/ピーター・メイル著
2022 / 08 / 24 ( Wed ) 11:06:10
著者のピーター・メイルさん、2018年に亡くなったのですね。もっともっと長生きして、諧謔味のある文章で、老いの先達になって欲しかった・・・・。
プロヴァンスシリーズで知った、翻訳者の池さんも大好きです。歌語かと思うような非日常語を、褻(ケ)の日々の描写にさらりと織り交ぜてくるのがたまらないです。御長命と御健硯を祈ります。

今回も振り仮名つきでやっと読める言葉がいくつか出てきました。しかし漢字は表意文字だし、前後の文脈で意味は十分通じますから、読めなくても意味は取れます。
ただ、「曰く」と「言わく」と書いていたのは誤植だよね?

さて、内容ですが、移住当初は吹けば飛ぶようなエトランゼだったメイル氏が、宮殿晩餐会に招待されたり勲章を貰ったりしていて、大立者になったなあと思います。
大立者なんだけれど、ぶれない小市民感がうれしいです。

プロヴァンスシリーズの新作を読めないのは残念ですが、そこは旧作を再読して凌ぎましょう。大丈夫。再読に耐えるというのが名作の条件ですから。



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ヤマザキマリ対談集
2022 / 08 / 23 ( Tue ) 13:31:33
萩尾望都さんとの対談と内田樹さんとの対談を読んで、通読は放棄(棄権?)しました。二人分の対談を読んだところで、この1冊のテーマが「スポーツ」「五輪」「アスリート」などであることが分かったので。
せっかくモー様を呼んで、五輪の話なんてもったいないと思います。もちろん、スポーツについて語るのは時間の無駄というのは私個人の価値観です。
豪華メンバーが揃っているので、五輪が嫌いじゃない人はどうぞ。

(「ハイキュー!」は大好きです。あ、「風が強く吹いている」も好きだった。スポーツもの全部が苦手なわけではないようです)


読書できる時間は、最高に上手くいってもあと30年だから、自分に合わない本は通読せずに次に行きます。


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考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール/益田ミリ
2021 / 03 / 17 ( Wed ) 01:31:07
ミリさんの旅行エッセイ。行き先はフィンランド。どうやら3回もいったらしく、後半では行きつけ感が出ていました。
空港で荷物の受け取りに失敗したり、バスを乗り間違えたりと、アクシデントもあるのですが、淡々と書いていて、はらはらドキドキはしません。
ナニナニだからこうなったとか、こうなるのはナニナニだからだとか、記述がやや理詰めな気がするのは私の気のせいかな?
静かに読んで、静かにフィンランドのカフェを追体験しましょう。


駅ビル図書館の閉館まで1カ月を切りました。カウントダウン読書28冊目です。
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いやよいやよも旅のうち/北大路公子
2020 / 11 / 14 ( Sat ) 13:04:05
出無精者の味方、北大路公子。
出無精者の代表、北大路公子。
出無精者の代弁者、北大路公子。
出無精者の広告塔、北大路公子。
出無精な気持ちを正当化したい人、必読です。

ここまでゴネても企画(約束)は違えられない、あきらめよ。身を捨ててこそ浮かぶ瀬がある。という結論にはなりますが、味わうべきはゴネの壮大さです。
言うならここまで言ってみたいもんだと思わせるゴネ方が、著者の真骨頂だと思います。


久しぶりにほむほむの現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)を読みたくなりました。
こちらも消極的挑戦という語義矛盾を楽しむ本でした。



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その悩み、僕らなら数学で解決できます!
2020 / 07 / 03 ( Fri ) 09:35:16
その悩み、自体に共感できないのは、著者たちとの年齢差なのか・・・・。
数Ⅱがわかる15歳以上25歳までの人におススメの本です。

高校時代の自分にも薦められないのが悲しい。


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