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アンのクリスマス/モンゴメリ
2013 / 01 / 09 ( Wed ) 00:09:25
モンゴメリの習作集と言いたい短編集。
知人の留守宅に入ってくつろいでいたら、そこはまる知らない他人の家だった・・・というエピソードや、一人暮らしのおじさんの留守宅で女性が掃除炊事をしておいて帰って来た人を驚かせるエピソードは、アンブックスにも採用されていました。どのエピソードも、アンブックスの方がよく出来ている気がします。
キリスト教精神と時代の雰囲気はよく出ていると思います。若草物語の時代(アンより30年前)とあまり変わっていない感じです。


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アンの想い出の日々(下)
2012 / 12 / 04 ( Tue ) 23:01:33
目下生協に注文中のこの本。手に入るまでビクビク。訳者が村岡花子女史の血縁であることが吉と出るか凶と出るか。
日本のモンゴメリファンの7割は村岡花子ファンであろう(推定)から、翻訳者へのプレッシャーは大きかったことでしょう。これから読もうという読者がこれだけ緊張するのですから。


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アンの想い出の日々(上)
2012 / 12 / 03 ( Mon ) 00:00:10
新潮文庫のアンブックスに新刊が出ました。

1908年の発表以来、世代を超えて読み継がれ、愛されてきた『赤毛のアン』。実は、モンゴメリの死の当日に何者かによって出版社に持ち込まれたシリーズ最終巻は、これまで本国カナダでも部分的にしか刊行されないままとなっていた。『アン』誕生100周年を機に、詩、短編、ブライス家の語らいといった新原稿を含む、作者が望んだかたちに復元された完全版、待望の邦訳。ファン必読の書!

だそうです。
それにしては新潮社の宣伝は生ぬるいと思います。もっともっともっと、ローリング女史の新刊に負けないくらい宣伝してほしい。40年年、50年前の少女たちにも情報が届くように。

私が初めてアンブックスを読んだ時、既にしてカナダでアンが書かれてから70年、日本に翻訳されてから20年が経っていました。
新潮文庫の訳者後書きの中に、続巻の翻訳を待っている読者の声が紹介されていましたが、翻訳が出るのを待ちあぐねていた当時の少女が羨ましかったものです。出来たてほやほやのアンの物語を、待って待ちうけて読んだ人たち。その幸福。
今回自分もその幸福を味わえたはずなのに、不幸にも出版の予告や広告に出会えず、やっと今(発行後1か月以上経ってから)出版を知りました。
出版を待つ楽しみを味わい損ねたのは残念ですが、自分が本を読める間にアンシリーズの新作に会えるのは、望外の喜びです。

アンとスーザンにまた会えます。ハレルヤ!


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アンは女の子のものか
2008 / 02 / 04 ( Mon ) 21:16:39
中学生はこれを読め!」にが載っていました。 おお、中学生に読ませたい本に村岡花子訳を選ぶとは、しぶい書店員じゃないか。 と思っていそいそと紹介文を読んだら
主人公の女の子の日常が、とても生き生きと描かれていて、友情や人とのかかわりあいなど、時代は違っても何かしら感じるところがあると思います。女の子の情操教育に最適といわれている作品なので、特に女の子に読んでもらいたいです
というものでガッカリしました。 「女の子の」情操教育のためにこの本を読ませるなんて、アンの魅力の矮小化にほかなりません。大人が何度読んでもそのたびに発見のある、奥の深い文学なのに。 また、「女の子に読んでもらいたい」と書くことで、男性がアンの本を手に取りにくくなると、この書店員は気づかないらしいです。 この文を載せた人も、「女の子に」という特化が妥当性を欠くと思わなかったらしいのが残念です。 男性がアンの世界から締め出される。それがどんな損失になるか分からない人に、果たして書店員としていい仕事が出来るのでしょうか・・・・。

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NHK教育「ようこそ!“アン”の世界へ」
2008 / 01 / 05 ( Sat ) 10:46:56
正月はテレビばかり見ております。これは2008年1月3日(木)教育 午後10:00~10:58に放送された番組。「ようこそ!“アン”の世界へ」 脳科学者の茂木健一郎さんが何年も前からバターカップスのメンバーだったなんて知りませんでした。番組内で紹介されたバターカップス通信の茂木さんが書いた記事は8年前のものでしたが、何しろ作品を読み込んでいるので驚きます。番組内で出されたクイズは全問正解でした。 アンの人物としての魅力は感化力にあるといい、赤毛のアンという物語の魅力の一番に偶有性の体現があると語るのはとても興味深かったです。 また、翻訳家の松本侑子さんが、マリラがアンのために用意する料理で、アンへの愛情の深まりが分かると語っていました。 (アンが最初にグリーンゲイブルスに迎えられる晩のテーブルに用意されていたのは野生りんごの砂糖煮。アンが4日間の招待旅行に行って帰って来る晩に用意されたメイン料理はチキンのローストです) チキンのローストは最高級のお客さま料理。単にアンの大好物を作って待っていたというだけじゃないんですね。アンの4日間の留守が、マリラにとってどんなものだったかも察せられるというものです。 当時の島の食文化(野生のりんごのほとんどは生食に耐えないありふれたものだったこと、豚肉塩漬けで保存されており、新鮮な鶏肉はとっておきのご馳走だったこと)等を知らなければ味わいようのないことなので、目から鱗でした。 「赤毛のアン」は大人の鑑賞に堪える文学。 真っ先にアンの価値を認めた、マーク・トウェインの慧眼を思います。

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